キラキラ起業女子は気分を買いにセミナーへ

「キラキラ起業女子」の実態が物議 セミナー主催者の「養分」になるだけ?

https://sirabee.com/2017/08/24/20161263243/

2017年8月24日、『スッキリ!!』(日本テレビ系)で「キラキラ起業女子」特集が放送されたそうです。

それによると、キラキラ起業女子と称するセミナー参加者は、セミナー主催者にたくさんのお金を払いつつも賞賛しているようです。

http://girlschannel.net/topics/1318567/

上記に関するたくさんの声が寄せられています。

https://ameblo.jp/princess-a-a/entry-12323132548.html

実際のところは、多くのセミナー参加者は年間売上10万円以下のようです。

概要

この構図をざっと説明してみます。

・セミナー主催者が100人から50万円を集め、5千万円稼ぐ

・セミナー主催者は5千万円稼いだので「カワイイままで稼げる❤」との主張

・セミナー参加者が100人合計で5千万円の損をしている(1人あたり50万)

・セミナー参加者は主催者がたくさん稼いでいるのを見て「やっぱり主催者さんすごい!」と尊敬の念を抱いている

上記の最後の行が特におかしいんですが、彼らを批判しても話が進まないので、分析していきましょう。

上記の構図で特に違和感を感じるのが、

セミナーに参加している本人達からの批判の声はほとんど聞かないこと。

おそらく、満足度はすごく高いのではないでしょうか。

(おそらく洗脳されたり根拠のない高揚感から出た満足度に過ぎませんが。

主催者達は金脈を掘り当てた気分になったのではないでしょうか。

ターゲットにされているのは、100万円くらいまでなら何とか払える既婚女性や独身女性のようです(消費者金融から借りている方もいらっしゃる模様)。

しかも参加者は主催者を「意味ない!」「中身ない!」「起業できない!」と批判してこないのですごく楽。

自力で稼いでいる人のほうが、お金の費用対効果については敏感になります。

自分で稼いだお金を使うからです。

ですので、そうでない方のほうが上記への参加割合が高いようです。

これは私の直感になりますが、おそらく上記セミナーにお金を払えるのは、下記の2通りの方々です。

・一度も起業経験が無い方(会社員経験のみ、もしくはそれすらない)

※例えば大企業になればなるほど、自分のお給料はどこから出てくるのかという意識が希薄になります。

・辛いので現実は見たくない方、本当はお金の事は考えたくない方

※旦那さんが稼いでくれる方など。

※現実逃避癖があるのかもしれません。

※確かに、しっかり現実を見てたら「私100万取られてるだけじゃん」って気づきますよね。

おかげで女性が多い某ブログサービスでは、セミナー主催者がどんどん増えていき、とてもひどい状態になっています。

いきなり結論

参加者はおそらく「気分」を買っています。

起業は出来ません。

投資分の回収も出来ません。

たぶん、それでいいんです。

おそらく本人達も薄々気づいてます。

現実世界では起業はできないことに。

セミナーは夢の世界なんです。

夢をずっと見ていたいのかもしれません。

なので、セミナー掛け持ちをする方もいらっしゃるようです。

これまでに感じたことのない高揚感。

ドキドキ・ワクワクするかんじ。

ふんわりとしたキラキラな未来。

楽して稼げるという言葉。

甘く優しげな言葉。

おそらくこういったものに大変弱い人が「夢」を買いに行っているのだと思われます。

もしくは、SNSで起業風の何かの行動を周囲にアピールすることで、

テレビドラマや女性向け雑誌に出てくるような、

女性の憧れである「カッコイイ女性」に見られたいというのもあるかもしれません。

人の夢の書いて「儚い」

気分に100万円出すわけないでしょう、とお思いの方がいらっしゃるかもしれません。

しかし。

実際のところ。

気分に数千万円出す人もいるのです(タワーマンション等)。

タワーマンションは、同じ面積の低いマンションより高いですよね。

設備が全く同じでも、階数も高いほうが値段が高い。

これは「下界や下の人を見下ろせる」という気分を買っているのだと思われます。

マンションの管理組合の集まりか何かで、

高い階の人の発言で

「低い階の方々」という発言があったと聞きました。

これはその気分の現れですね。

高層階は蚊が来ない、と言った理由だけで数千万円出す人を私は見たことがありません。

まとめ

気分をお金で買うのは高くつく

追記

実年齢に関係なく「女子」という単語を使うのも象徴的です。

おそらく大人の「女性」であれば、気分に大金を注ぎ込んだりはしません。

その人の世界がすでに確率されているからです。

「女子」。

この単語は彼らの精神性の現れだと思われます。

追記2

結局のところ

「楽して稼ぎたい頭の良い人」が

「楽して稼げると思いたい(現実は見たくない)人」から

お金をもらっているようです。

どちらも努力は嫌いな様子。。

セミナー参加者は現実は見たくないので、

やはりお金を取られているだけという現実も見たくない。

このおかげで批判が少ないのでしょうか。

自尊心が低いのかもしれません。

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