努力する人ほど欲が少ないという現象について

下記は本日の情雲の思考ノートです。

このノートの前提

このノートで言う「欲」とは

必要以上に何か得したい、と思う気持ちを指すこととします。

(睡眠欲、食欲など必須なものは除きます)

優越感を得る行為について

優越感。

例えば、

・自分を実際より(他人より)よく見られたい

という思いや行為は、

実際はその逆(例:自分は下だ)だと心の底で思っているため、

それを一時的に解消するために行われます。

つまり優越感を得る行為は、劣等感の裏返しと言えます。

しかし根本的な劣等感の解決は努力等によって行われます。

例えば、努力することで心の底で

「自分を認める」ことが出来るようになったり

「完璧ではないものの、自分は自分で良い」

(やれるだけのことはやった)

自己肯定感を高めることによって解決されます。

自尊心が高まると、優越感を得たい気持ちは無くなり、劣等感が消えていきます。

一方、一時的な優越感では劣等感は永久に解消できません

努力しない場合、優越感を得たい気持ちが高まり、欲が強くなり、欲のあまり嘘をつくことで自尊心が低くなっていきます。

自尊心が低くなると、優越感を得たいという気持ちがさらに高くなっていきます。

そのため優越感を得るという行動は「繰り返されます」

優越感を得たい⇒嘘を付く⇒自尊心が下がる⇒優越感を得たい⇒嘘を付く⇒自尊心が下がる

と永久ループしているのかもしれません。

嘘を付くとなぜ自尊心が低くなるの?

無意識では自分の行ってきたことは全て覚えています。

(意識上では忘れていることも多々あります。)

つまり、努力も嘘も全て覚えているため、

その蓄積によって自尊心が上下するものと思われます。

例えば、嘘をたくさん付くと、自分の中で

「自分って嘘つきで最低な人間だ」という思いが

心の底で発生し、自尊心が低下につながります。

(自分の価値を自分で認めることができないという状況に陥ります。)

このページのキーワード達

中段の「劣等感」がスタート地点で、上に進むか下に進むかで人生が分かれていきます。

(人は最初は誰しも劣等感を持っているというスタンスです。)

【幸せ】

↑自尊心が高くなる

↑自分にも他人にも嘘をつかない

↑努力

↑努力したい ↑良いほうに進む

■ 劣等感=スタート地点 ■

↓努力したくない ↓悪いほうに進む

↓優越感

↓欲

↓欲を満たすため他人と自分に嘘をつく

↓自尊心が低くなる

【不幸】

努力で得るか、嘘で得るか

ほとんどの人にとって、生きるためには最低限のお金が必要です。

努力をすることでお金は、ほどほど手に入ります。

しかも嘘を付かないので、自分の中での「自分の価値は上がっていきます」。

さらに素晴らしいこととして、自尊心が高まると、周囲も自分の人としての価値を認めてくれる人が増えていくということです。

一方、ウソを付くことで、努力するよりも楽に、必要以上の大金が一時的に手に入ることもあります。

ただし、嘘を付けば付くほど大事な「自分の価値が下がります」。

そして、いつの間にか周囲の人々が同様に嘘を付く人だらけになってしまいます。

(金の切れ目が縁の切れ目と言う人達もこちらに属しています。自分も他人も人としての価値は見ておらず、お金しか価値がないと思っているということですね。)

あなたはどちらを選びますか?

まとめ

嘘をついてお金もうけをするということは、

自分の「自己肯定感」を切り売りして

「お金」をもらうということなのです。

しかもその代償として、周りに似たような人が増えます。

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