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水晶が出来るまで
水晶が出来るまで

ここでは水晶が出来るまでの過程や生成方法についてご紹介致します。

【水晶の歴史や生成方法】

(1)水晶は石英の仲間

水晶は、クリスタルの中でも最も広く知られたものですが、その鉱物学的特徴はあまり知られていません。
そこで、ここでは水晶の鉱物学的な特徴にも触れつつ、水晶について解説していきます。

水晶は、そもそも石英グループに属する石になります。
石英とは、ケイ酸(SiO2)を主成分とする鉱物です。

その石英にはいくつかの種類があり、鉱物の色、透明度、結晶構造などによって分類されているのですが、水晶はその中の透明結晶石というグループに分類されます。
仲間にはアメジストやシトリンなどがありますが、その中でも水晶は地球上でもっとも広く分布している鉱物でもあるのです。

ところで、水晶は英語でロック・クリスタルと言われています。
石英を意味するクォーツとは区分されています。

(2)水晶の主成分

水晶が石英の仲間であるということからも分かるように、水晶を構成している主成分はケイ酸になります。

ところで、ケイ酸とはケイ素酸素から出来ています。
ケイ素は、地球上の表面にも沢山含まれている元素で、砂にも含まれていますね。

ケイ素、酸素という地球を構成する上で重要な元素からなるケイ酸で出来た水晶は、地球そのものといっても過言ではない存在なのです。

水晶(クォーツ)

(3)水晶が形成されるまで

水晶が形成されるまで

水晶の持つパワーは万能とも言われていますが、そのパワーの秘密は水晶の生成過程にあると言われています。

多くのクリスタルと同様に、水晶も地下の深いところで生成されます。

地球の中心部の殻に含まれる二酸化ケイ素が地中の(マグマの)熱で溶かされ、それが冷えて固まったものが石英となるのです。

石英の中でも、特に透明度が高く、無色のものを水晶と呼んでいます。

冷えて固まる時のスピードによって、水晶の結晶の形が変わってきます。
急速に冷えて固まると、結晶は小さいものにしかなりません。
しかし、時間をかけてゆっくりと固まると、立派な大きな結晶へと成長します。
水晶のクラスターは、ゆっくりと歳月をかけて固まったものになります。

ここ最近のパワーストーンブームで、クリスタルの効果やパワーの方に目が行きがちですが、そのクリスタルの生成過程を知ると、よりそのクリスタルを理解する助けになります。

大自然の中でゆっくりと時間をかけて作られた、地球上でたった一つだけのクリスタル

それは、地球が生み出した芸術作品とも言えるものです。

我々人間の一生の時間よりもはるかに長い時間を地球と共に生きてきたクリスタルは、長い歳月の間に見てきた先代の叡智を伝えてくれることでしょう。

また、地球そのものを構成している元素からなる水晶には、地球の母体に溢れるパワーが秘められているので、人にとって有益なエネルギーを授けてくれます。
それは、自然から離れた都会であくせくする現代人にとっては必要不可欠のものとも言えます。

自然回帰へと導くとまでは言わずとも、長い歴史の中でずっと共に生きてきた大自然の力を感じさせてくれます。

(4)古代の人々と水晶

水晶は、古くから人類と関わってきた歴史あるクリスタルの一つです。

当時は、鉱物についての知識など皆無にも等しかったため、クリスタルの多くは超人的な存在や神などと結び付けられて神聖化されていました。
水晶も例外ではありません。

古代の日本では、清流の源でこの鉱物の原石が多く見つかったことから、「水精」と呼んで珍重していたと言います。
一説には、水の神がもたらした水の宝だと考えられていたそうです。
因みに、この「水精」が訛って今の「水晶」に変化したとされています。

ヨーロッパでは、水晶があまりにも冷たかったことから、氷が化石化したものだと長い間信じられていたという伝承も残されています。

オーストラリアの原住民アボリジニは、空の神様が地上に放り出した尊い石として水晶を珍重していました。

古代ローマ時代には、様々な研究がなされており、石に関する調査や研究もされていたのですが、その中でも特に有名なのがプリニウスの『博物誌』です。
その中で、水晶は、「非常に冷たく、凍った水の性質をもつ石」と説明されています。
この説明が、恐らく地球上に残された水晶に関する資料の中でも最も古いものになるだろうとされています。

このように、大自然が生み出したこのクリスタルには、現代人のみならず多くの人が魅せられてきました。

(5)まとめ

水晶

全くの濁りも汚点もない、無色透明のクリスタルは、自然の力だけで生み出されたとは思えないほどの美しさを称えるクリスタルです。

そのクリスタルには、地球の重要な構成元素である酸素とケイ素が含まれているため、人の力では計り知れない大自然の雄大なパワーが秘められているのです。

水晶が生成するのに要する時間というのは一概には分かりません。

ずっと成長を続けて出来るもの、成長と停滞を繰り返し出来るものなど、その時の環境によってもさまざまです。

店頭で売られているものも、つい最近生成された水晶というものもあれば何十億年前に生成された水晶というものもあるでしょう。

見た目は同じようでも、その水晶が経験してきたことは全く違うのです。

どんな歴史を見て、どんな経験をしてきた水晶なのかと想像するだけでロマンが感じられるようです。


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